変な穴は突然なくなる

それからしばらくしてお父さん達が帰ってきましたそしてそれから僕はみんなと一緒に晩御飯を食べましたそこには当然お姉ちゃんもいてお姉ちゃんはいつもと変わらない様子でご飯を食べていました他の家族もみんな普通にお姉ちゃんと話をしていますしかし僕はこれは本当にお姉ちゃんなのかなと思っていました本物のお姉ちゃんはやっぱりあの時こたつの穴に落ちていってしまったのではないかそして今ここにいるお姉ちゃんは偽物なのではないか。
冬休みが終わり僕達は家に戻って元の生活に戻りましたお姉ちゃんは今まで通り学校に通い家出生活をしていますしかし僕はやはりあの日から何かお姉ちゃんが変わってしまったようなそんな不気味さを感じているのです。
追記この文章を書いてから5年ほど時が流れたが先日この文章を読み返しているところを姉に見られてしまったいつのまにか後ろに立っていた姉は僕の書いたこの文章を読むとふっと笑って去っていった。
あの辛いが何を意味するのか僕には分からないしかしやはり姉には何かあったのだそしてそれを姉は知っているのだと思うあれから何度か祖父母の家に帰省したが何回覗いてみてもこたつの中にもうあの黒い穴はなかった。